平成20年度ファイナンシャルプランナー実態調査の結果です。FP業務における年間収入額は平均で323万円です。業務経験年数により大きく違い、FP業務経験年数3年未満だと199万円、9年未満267万円、9年以上533万円になります。
また一時間当たりの相談料は平均で6900円です。CFP(上級FP)資格所有者は9000円、AFP(一般FP)資格だと5400円になっています。
(FPジャーナル2008.11月号)
FP・ファイナンシャルプランナーという言葉が定着し、不十分ではあっても有料で相談料をとれ、なんとか食える資格になりかかっているようです。以前はFPを「フリープランナー(無料のプランナー)」の略などと自嘲的に言われていました。
しかしFPにとっては大口資産家を顧客にできるようになるには時間がかかりそうです。
資産家ビジネスで一番難しいのは知識ではありません。「資産家の気持ち」になることです。残念ながら大多数のFPは資産家ではなくビンボーです。
資産家ではないビンボーFPにとって知識は勉強しさえすれば何とかなりますが、「資産家の気持ち」は数多くの資産家の懐にはいっていくことでしか学べません。しかし「資産家の気持ち」がわからなければそもそも資産家の懐にはいっていけません。大口資産家の懐にはいりこむのはもっと大変です。
インターネットは「貧乏神」です。電化製品なら「価格コム」の価格比較です。ネット経由を主力とする販売店は最安値を絶えずチェックし抜かれたら抜き返します。マージンがゼロになるまで戦いは続きます。つまりインターネットは「貧乏神」です。
モノの価格だけでなく生命保険料にも波及しました。
ネット専業の生命保険会社としてはじめて営業を開始したのは2008年4月のSBIアクサ生命です。
それまではオリックス生命が「激安生保」と言われていたのですが、期間10年30歳男性保険金2000万円なら、オリックス生命3280円、SBIアクサ生命3060円となりました。
大手生保は保険料をなかなか公開しません。手元資料でアリコジャパン「無配当平準定期保険」は同条件で4760円でした。各大手もこのくらいでしょう。
翌月2008年5月に2社目のネット専業生保のライフネット生命が営業開始します。先行するSBIアクサ生命より更に安い保険料をだしてきました。同条件で2406円です。大手生保の半値でしょう。
インターネットユーザは価格に敏感です。少しでも高ければお客は来ません。
SBIアクサ生命は10月から高額割引(高額といっても死亡保険金2000万円以上です)を開始します。これによりライフネットを抜き返し、最も安い保険料、2360円となります。
いくつかの自治体では「消費者の意に反して、契約の締結を執拗に行う勧誘を禁止する」という趣旨の規制が条例等で行われています。
秋田県では、場合によっては「飛び込み勧誘を一切禁止する」という条例が検討されています。
「65歳以上の高齢者などに対する訪問・電話等での勧誘を一切禁止」「変額年金等の元本保証のない生命保険等金融商品は、すべての人に対し飛び込み勧誘を禁止」「違反者には2年以下の懲役または100万円以下の罰金」です。(新日本保険新聞2008.5.12.)
日本で生命保険の窓口販売といえば、銀行や信金等の金融機関窓口で、個人年金を中心とした保険商品を販売することをいいます。
ドイツでは金融機関ばかりではありませなん。安売りスーパーマーケットなど、小売店を通じて生命保険を売る保険会社が増えています。
個人年金を販売するスーパーが出現しました。全国に2900店舗を展開するスーパーが販売する個人年金の最低保険料は月額19.9ユーロ(3184円)です。
さてこの保険に加入するとクレジットカードが発行され、客がこのクレジットカードを使ってスーパーで買い物をすると、買った金額の5%がポイントとして年金保険料に加算されます。更に提携する薬局や自動車修理工場、航空会社で使えば支出の10%が年金保険料に加算されます。
クレジットカードのポイントやマイレージが、将来の老後の年金になるということです。目先のマイレージもいいですが老後の年金にも魅力はあります。
(保険毎日新聞2008.4.18.)
昨年から新損保会社の免許が続きました。エイチエス損保・SBI損保・アニコム損保・アドリック損保と新顔で異業種からの損保会社が続きました。
アニコム損保はペット保険からの保険会社参入ですし、アドリック損保は保険代理店の子会社です。保険会社の下に保険代理店があるという「保険業界の常識」が破られました。
4月になり新生命保険会社への免許が続きました。ライフネット生命保険とSBIアクサ生命保険に免許が下りました。SBIアクサ生命保険はネット完結型で業界最低水準の保険料をうたい営業をスタートさせました。
損保は商品や営業の切り口を変えやすいこともあり、損保の方が生命保険より変革が速いようです。
損害保険会社ではすでに6社(ソニー損保、チューリッヒ、アメリカンホーム、アクサダイレクト、三井ダイレクト、そんぽ24)が本格的に自動車保険のネット販売を展開していますが生保はまだまだです。
