Archive for 7月, 2001

エコノミスト2001.7.24号の特集は「外資系生保を解剖する」。副題に「健全経営の裏に撤退リスク」とあります。変額保険を売りまくったエクイタブル生命は5年半で撤退。エクイタブル生命の契約はニコス生命が引き継ぐものの、そのニコス生命もクレディスイスの傘下に入りました。オマハ生命やコンバインド生命は10年経たずに撤退しています。

エトナはわずか1年半でした。平和生命が破綻して、アメリカのエトナインターナショナルに60億円で買収されてエトナヘイワ生命となったのは、昨年4月。ところがそのアメリカのエトナが12月にオランダのINGに買収されました。INGはすでに日本でING生命として営業しています。エトナヘイワ生命はアメリカのマスミューチュアルに23億円で売られることになりました。(日経2001.7.25・26)

社名は変更されるのでしょうか。生命保険は長い契約です。契約は引き継がれていくのでしょうが契約者は心配でたまりません。

2001/7/30 月曜日

7月に第三分野商品に対する損保会社本体による参入が始まりました。第三分野とは医療保険・傷害保険等の生保と損保の中間分野です。損保会社本体ではこれまで参入できなかった医療保険やガン保険に各会社や各保険会社グループから、いろいろと新商品が発売です。(2001.7.9新日本保険新聞)

かつての保険商品は各社それ程に差がありませんでした。しかし今では大きな差が生じています(文芸春秋8月号「生保新商品を徹底比較する」)。特にガン保険は、軽度のガンについても支給されるのか、診断給付金が何回でもでるのか,入院前の通院にでもでるのか等、大きな差が生じています。

ガン保険ばかりでなく生保各社の主力商品も多様化しています。比較なしで自分に合った保険を選べません。しかし保険業法は比較販売に制限を残しています。昔のように商品に差がない時代はともかくも、現在では顧客にとっても困ったことになります。

生保各社は営業資料として他社との詳細な商品比較表を用意しているでしょうが、その比較表を顧客に提示してはいけないという状況が続いています。

2001/7/21 土曜日